『半分、青い。』を見た。録りためていた2週間分。一気に。
『半分、青い。』は最近始まった朝の連ドラである。なぜ録りためていたのか。それはこのドラマが永野芽郁ちゃん主演のドラマだからである。王道可愛いの永野芽郁ちゃんが朝ドラの主演とあっては観ない選択肢はあるまい。
と言いつつ、観るのが億劫で2週間分溜め込んだのも事実である。なぜか。このドラマは永野芽郁ちゃんの幼少期から始まるのだ。つまりはじめは子役の子しか出てこない。永野芽郁ちゃん目当ての僕としては、この幼少期はあまり興味がないのである。ただ、観ておかないと、永野芽郁ちゃんが出てきたときに人間関係やら伏線が分からなくなってしまう。というわけで、気乗りはしないものの重い腰を上げて、幼少期を見るという作業を開始したのだ。
で、観始めて、まず、びっくりしたこと。
子役の女の子が、永野芽郁ちゃんを連想させない。永野芽郁ちゃんの王道可愛い系とは系統が違うのだ。なんでこの子なんだろう?まあ、演技が相当うまいのかもね。でも将来の姿とギャップがあるのでは?キャスティング担当の方、しっかりして。という、上から目線の感じ悪い態度で見始めたのであった。
が、しかし、である。
しばらく、観ていると予想外の展開が、、
なんじゃこりゃー、『半分、青い。』すっっごい引き込まれるっっ!この子役の女の子最高!可愛い、愛らしい。ほんと愛らしい。2018年も後8ヶ月くらい残っているが、僕の中では今年の子役最優秀賞は間違いなく彼女である。
キャスティング担当の方、相当優秀である。
『半分、青い。』
まず、お話がとても優しく、心地よく、面白い。なんと言っても北川悦吏子さん脚本ですし。
子供の鈴愛(すずめ、主役の女の子)と律(りつ、すずめの友達)の日常生活を中心に話が進むのだが、笑いあり、涙ありで2週間分の話の中で何回も泣かされてしまった。でも、泣くところが全然押し付けがましくない。この心地よさは何だろう。脚本のテクニカルなことはわからないけど感じたままに言うのならばこのドラマは『全部、優しい。』
このドラマに出てくる人、鈴愛と律以外も基本、みんな心優しいのが素敵。いかにも敵役になりそうな不動産屋で金持ちの子供が出てくるけど、まさかのこの子も優しい。あだ名がブッチャーにも関わらず。優しいというか心がキレイというか。みんな聖人ではなくて、おのおの人間らしいのに優しい。出てくる人、みんな誰かを思いやりながら暮らしている姿に、とても心が癒やされる。
2週間分見終わって猛烈に思ったのは、観る前と全く真逆の感想。
もう少し幼少期編、続けてほしいっっ!もっと子供時代の鈴愛と律を観たいっ!あと、ブッチャーも!今すぐは無理でもいつかスピンオフでいいから、幼少期編、やって欲しいな。
あと、驚いたこと。
原田知世さんが、可愛くきれいな女優さんであることを知る(今更感)
原田知世さんは律のお母さん役(上品、お金持ち)なのだが、役にぴったり。とても優しく素敵なお母さんなのである。憧れの友達のお母さん、という感じ。原田知世さんは僕の世代より上の時代の人で、僕の小学生時代の原田知世さんのイメージは、テレビ版セーラー服と機関銃(おそらく再放送)、ぐらいしかない。で、あまり印象のないまま何十年も時は過ぎ、最近の原田知世さんのイメージはブレンディ(CM)きれいなお母さん?ぐらいで、特に何も感じていなかった。が、今回のドラマで今更ながら魅力に気が付いた!原田知世さん、きれいで優しいお母さんを完璧に演じているのである。おまけに、モノマネもするのである。金八先生のモノマネをしっかりするのである。しかも、ちょっと似ている。めちゃくちゃ可愛らしい。昔、確かウッチャンナンチャンのナンチャンが知世さんをべた褒めしていたことがあって、当時は意味がわからなかったけど、今回のドラマでやっと分かった気がする。発見。
というわけで、今週から永野芽郁ちゃん出演の高校生編。週末に一気に観るのを楽しみに頑張っていこう。永野芽郁ちゃんも楽しみだが高校生のブッチャーがどうなっているのかがちょっと気になる。カッコよくなってたりして。